ニック・ナース就任後から多彩な戦術で力をつけたトロント・ラプターズ。そのスタイルも昨シーズンの途中から変化が生まれつつある。
パスカル・シアカムと共にチームを支えてきたフレッド・バンブリートがその中心だ。昨シーズン途中に離脱すると、チームはビッグマンを並べた個人技主体のオフェンスへとシフト。結果としてアシスト数はリーグでも下位の成績となっている。
バンブリートはガードながら、スコアラータイプであり、一見すると今のスタイルにマッチしていると思われる。
しかし、スクリーナーを用い、相棒を脇に並べることで活躍出来るタイプで、フィジカルで押し込む今のスタイルではその本領を発揮できていない。付け加えるとフィールドゴール成功率の低さも仇となっている。
チームも今シーズンは成績が上向かず、パスカル・シアカムやOG・アヌノビー、スコッティ・バーンズを今後の軸とするのであれば、バンブリートをトレード候補とする可能性もあるかもしれない。