5月1日、サクラメントのゴールデン1センターで行われたウェスタン・カンファレンスのプレーオフ・ファーストラウンド第7戦、サクラメント・キングス対ゴールデンステイト・ウォリアーズの一戦は100-120でウォリアーズが勝利し、シリーズ4勝3敗でウォリアーズがセミファイナル進出を決めた。
戦前の予想通りの好カードとなったが、経験の差とスタープレイヤーの火事場力を感じた一戦だった。
キングス対ウォリアーズの試合結果|2022-23シーズン
・第1戦:キングス 126-123 ウォリアーズ
・第2戦:キングス 114-106 ウォリアーズ
・第3戦:ウォリアーズ 114-97 キングス
・第4戦:ウォリアーズ 126-125 ウォリアーズ
・第5戦:キングス 116-123 ウォリアーズ
・第6戦:ウォリアーズ 99-118 キングス
・第7戦:キングス 100-120 ウォリアーズ
試合のキーポイント
スリーポイントの確率
ハイスコアゲームが予想された一戦、やはりスリーポイントの確率が勝敗を分けた。スプラッシュブラザーズを擁するウォリアーズ、今シーズンからスリーポイントアテンプトが増加したキングス。そのプレイスタイルはポストシーズンでも変わることなく、ウォリアーズがプレーオフ参加チームでは1位の41.4本、キングスは3位の39.7本を放っている。
しかし、成功率は絶不調でウォリアーズがプレーオフ参加チーム10位の32.8%、一方のキングスは30.6%の15位だ。両チームの得点差は2.2となっており、スリーポイントの確率が勝敗を左右した。
キープレイヤー
ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
レギュラーシーズンだけでなく、プレーオフでも活躍できるのがスタープレイヤーだ。第7戦で50得点を記録したように、大エースとしてセミファイナル進出を牽引。シリーズ平均得点は33.7得点とレギュラーシーズンを上回っており、スリーポイント成功率も37.8%と好調を維持。
ケビン・ハーター(キングス)
アウトサイドショットでオフェンシブレーティング1位を誇るキングスを支えてきた。だが、プレーオフでは得意の長距離砲が不発。レギュラーシーズンで15.2得点、スリーポイント成功率40.2%をマークしたが、プレーオフでは9.1得点、スリーポイント成功率は20.5%だった。チーム全体で不調だったシュート成功率だったが、ハーターが一番顕著に表れている。