4月12日にクリプトドットコム・アリーナでプレーイン・トーナメントが行われ、ウェスタン・カンファレンス7位のロサンゼルス・レイカーズが同8位のミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。
オーバータイムにもつれた接戦は108-102でレイカーズが勝利を収め、プレーオフの切符を手に入れた。今回はその熱き一戦を振り返っていく。
試合のキーポイント
ロースコアとターンオーバー
引き締まった展開になりがちなポストシーズンではロースコアの展開になることが多い。しかし、この一戦は好守備ではなく、自らが招くミスから攻撃のチャンスを逃してしまうことが目立った。両チームとも攻め手に欠ける中で試合終盤の重要なタイミングで、より冷静になれたレイカーズに軍配が上がった感じだろうか。
レイカーズにはレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといった優勝を知るメンバーがいる一方で、ウルブズはアンソニー・エドワーズをはじめ若い選手が多い。そういったクオリティの差が接戦をものにするポイントになったように思う。
カール・アンソニー・タウンズの5ファール
ウルブズにとっての計算外は後半早々にエースであるタウンズのファールが嵩んでしまったことだろう。前半はウルブズペースで進行して11点のリード、後半に攻撃の核を失って以降は攻め手を欠き、一気に逆転を許している。
ルディ・ゴベアの不在はやはりディフェンス面で響き、タウンズのファールを増やした要因となったかもしれない。
キープレイヤー
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
経験というクオリティの差が分けた一戦はやはりキングの孫存在はは大きかった。直近好調のオースティン・リーブスやディアンジェロ・ラッセルが不調だったが、30得点、10リバウンド、6アシスト、フィールドゴール57.1%とチームを牽引した。
マイク・コンリー(ウルブズ)
経験という点ではやはりコンリーの存在は大きかった。要所でスリーポイントを沈め、63.6%のフィールドゴール成功率で23得点を記録。フィールドゴール成功率17.6%と不調だったアンソニー・エドワーズの穴を埋める活躍を見せた。
プレーオフの第8シードに向けて
オフェンスの停滞という点ではエドワーズの不調がやはり目立つ。エドワーズが本調子であれば勝利していた可能性もあるだけに、次戦の活躍に期待したい。ウルブズは第8シードをかけて、ニューオーリンズ・ペリカンズvsオクラホマシティ・サンダーの勝者と対戦する。
試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 108 – 102 ミネソタ・ティンバーウルブズ
LAL|22|27|30|19|10|=108
MIN|28|32|26|12|4|=102