4月13日にスムージー・キング・センターでプレーイン・トーナメントが行われ、ウェスタン・カンファレンス10位のオクラホマシティ・サンダーが同9位のニューオーリンズ・ペリカンズと対戦。常にリードチェンジする白熱の一戦は118-123でサンダーが勝利を収めた。
サンダーはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが32得点、ジョシュ・ギディーが31得点、10アシスト、9リバウンド、ルーゲンツ・ドートが27得点をマーク。15日に第8シードをかけて、ミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。
一方のペリカンズはブランドン・イングラムが30得点、7アシスト、6リバウンド、トレイ・マーフィー三世が21得点、ハーバート・ジョーンズが20得点、ヨナス・バランチュナスが16得点、18リバウンド、CJ・マッカラムが14得点と先発5人が躍動したが、プレーイン・トーナメント敗退でシーズンを終えた。
試合のキーポイント
バランチュナスのインサイド
白熱の一戦、両チームの差はほとんどなかった。フィールドゴール成功数は42本ずつ、フリースローもサンダーが28本、ペリカンズは25本でほぼ同一。終盤のファールゲームもあり、サンダーのフリースロー数も同数と言ってよいだろう。
このような展開では少しの差で勝負がつくわけだが、この試合ではペリカンズに大きなアドバンテージがあった。バランチュナスのサイズである。サンダーはセンタープレイヤーを起用せず、ウイングプレイヤーをセンター起用するスモールラインナップを採用しており、インサイドの攻防ではペリカンズにかなりの分があったと言える。現にリバウンド数は10本もペリカンズが上回っている。
だが、試合終盤残り5分のクラッチタイムで、そのバランチュナスが負傷。最大の勝負どころで最大のアドバンテージを活かすことが出来なかったのだ。そしてサンダーへと流れが傾いた。
キープレイヤー
ジョシュ・ギディー(サンダー)
この一戦で31得点、9リバウンド、10アシストとほぼトリプルダブルの大活躍。レギュラーシーズンでは32.5%と得意ではないスリーポイントも冴え渡り、チームを大いに牽引した。ギディーがアウトサイドショットを沈めることで、インサイドスペースが生まれており、チーム全体のカッティングも最大限に効果を発揮した。
ヨナス・バランチュナス
ペリカンズではやはりバランチュナスがキープレーヤーだった。得点は16にとどまったが、リバウンド数は18を記録。フィールドゴール成功率77.8%が示す通り、サンダーはバランチュナスを抑えることが出来ていなかった。それだけに終盤の欠場は大きく響いた。
試合結果
ニューオーリンズ・ペリカンズ 118-123 オクラホマシティ・サンダー
NOP|29|34|24|31|=118
OKC|32|25|39|27|=123