昨季まで6シーズン連続でプレーオフに進出しているユタジャズが、チームの守護神を務めていたルディ・ゴベアを手放した。
ドノバンミッチェルの不仲など数年前から移籍の噂があったが「遂に」実現した形だろうか。
トレード内容
▼ユタジャズ獲得
・パトリックベバリー
・マリークビーズリー
・ジャレッドバンダービルト
・レアンドロ・ボルマロ
・ウォーカー・ケスラー(2022年ドラフトの22位指名選手)
・将来のドラフト指名権4つ(2023,25,27,29年)
※2029年はトップ5プロテクト付き
▼ミネソタティンバーウルブズ獲得
・ルディアゴベア
ユタジャズは再建へ?
今年のジャズは既にブルックリンネッツへ主軸のロイスオニールを放出しており、ドノバンミッチェルを軸としたチーム再編へ動いているかもしれない。
長年チームを率いたクインスナイダーも退任し、今年から新生ジャズとしてどのように変化していくのかは注目だ。
勝ちに行くチームへ変貌したウルブズ
ルディアゴベアは昨シーズンに平均15.6得点1.1アシスト14.7リバウンド2.1ブロックに加え、フィールドゴール成功率71.3パーセントをマーク。
最優秀守備選手賞に3度も選ばれ、6シーズン連続でオールディフェンシブファーストチームに名を連ねるリムプロテクターであり、ウルブズの守備をグレードアップ出来そうだ。
昨シーズンのウルブズはクリスフィンチの下、スイッチを活かしたディフェンスの改善で思わぬ躍進を遂げており、今シーズンはプレーオフでも勝ち上がることを目的とするだろう。
カールアンソニータウンズとのツインタワーが予想されるが、ゴベア自身フランス代表でツインタワーを経験しており、すんなりと機能すると思われる。何よりインサイド守備の弱さをゴベアの個人能力でカバーできるのはプラスだ。
なお、タウンズは4年2億2400万ドル(約302億4000万円)のスーパーマックス契約に合意したばかりで、サラリーを大きく圧迫している。今の勝利のために大きな賭けに出たと言ってよいだろう。
昨シーズンからのBIG3に加えたBIG4体制がリーグにどのような旋風を巻き起こすのか大いに期待したい。