レイカーズがジャズとのトレードでパトリックベバリーを獲得した。
昨シーズンに4シーズンプレーしたクリッパーズを離れてティンバーウルブズに移ると、若手の多いチームに経験とハッスルプレーを持ち込み、ウルブズのプレーオフ進出を大いに手助けした。
だが、今シーズンオフに勝ちに行くチーム作りを敢行したウルブズロスター構築の一環でユタジャズへと放出。ルディゴベアと入れ替わる形でジャズへと加入していた。
それとは逆にジャズは再建へと移行しつつあり、やや年齢の高いベバリーは戦力として必要としておらず、レイカーズの若手であるテイレンホートンタッカーとスタンリージョンソンと引き換えにすぐさま放出された。
トレード内容
ロサンゼルスレイカーズ獲得
・パトリックベバリー
ユタジャズ獲得
・テイレンホートンタッカー
・スタンリージョンソン
レイカーズ入りが決まったベバリーだが、クリッパーズに所属していたこともあり、かつてのライバルチームに加入したことになる。それだけでなく、トラッシュトークを得意とする同選手はレイカーズに対しての口撃も頻繁に行っていた。
ただし、レイカーズにとっての仇敵も今となっては強力な戦力となるだろう。元々ディフェンスを得意としていたレイカーズも昨シーズンはそれが崩壊…ベバリーにはその立て直しが期待されるところだ。
是が非でも勝ちに行きたいレイカーズにとっては本気の補強とみえる。
一方、ジャズにとっては余剰戦力の放出で優秀な若手を獲得でき、ゴベアとの取引と合わせて上手く立ち回っている。ドノバンミッチェルの放出は常にささやかれているが、ホートンタッカーとのガードコンビは破壊力抜群で面白そう。
ドラフト指名ではなく指名権の放出や主力クラスの放出で優秀なフロントコートが補強できれば、想像よりも早く再建が終息しそうだ。
今後の両チームの成功を期待したい。