ボストン・セルティックスはブラッド・スティーブンスの後任としてヘッドコーチに就いたイメイ・ユドカの下で、2010年以来となるNBAファイナル進出を果たした。さらなる躍進を目指す今シーズンだったが、トレーニングキャンプ開始の前週に突如問題が発生した。
そのユドカが『女性スタッフと不適切な関係を持っていた』として1年間の職務停止処分に。
前シーズンのトップアシスタントコーチだったウィル・ハーディはユタ・ジャズに引き抜かれており、その次の立場にあったジョー・マズーラを暫定ヘッドコーチに据えることになったが、重要なシーズンの船出は厳しいと見られた。
それでもセルティックスは開幕から期待に違わぬパフォーマンスを見せ、東カンファレンスの首位を守り続けている。その結果を受け、マズーラを暫定ヘッドコーチから正式なヘッドコーチに変えると発表。待遇もヘッドコーチとしての契約に切り替えられた。
今のところは順調なチーム状況だが、ポストシーズンに突入してからが腕の見せ所だ。ヘッドコーチとして大学のディビジョン2の経験しかないことが不安要素になるかもしれないが、緑の名門チームが長く強豪となれるか注目していきたい。