2021-2022シーズン ニュース

ナゲッツのニコラ・ヨキッチが2年連続でシーズンMVPを獲得【NBA】

ナゲッツのニコラ・ヨキッチが2021-22シーズンのMVPを受賞し、昨シーズンに続き2年連続でのMVP受賞を果たした。

2年連続でのMVP受賞は、ヨキッチが史上13人目となる。
さらに、2019-20、2020-21シーズンはギリシャ出身のヤニス・アデトクンボがMVPを受賞しているため、4シーズン連続でアメリカ国籍外の選手がMVPを受賞するのは、NBA史上初めてとなる。また、ヨキッチ(セルビア)、アデトクンボ(ギリシャ)、そしてセブンティシクサーズのジョエル・エンビード(カメルーン)と、MVPファイナリストにインターナショナルプレーヤーが揃ったのも初めてのことだ。国際化が進む昨今のNBAの特徴と言えるだろう。

キャリア7シーズン目の今季、ヨキッチはいずれもチームトップとなる平均33.5分27.1得点13.8リバウンド7.9アシスト1.5スティール0.9ブロックにフィールドゴール成功率58.3パーセントをマーク。平均得点(リーグ6位)、平均リバウンド(同2位)、平均アシスト(同8位)、フィールドゴール成功率(同8位)と、4つの部門でリーグトップ10入りしており、ここ50シーズンで初の快挙も達成。
また、NBA史上初となる年間2000得点、1000リバウンド、500アシストを超える偉業を成し遂げた。レギュラーシーズンのナゲッツの順位は高いものではなかったが、この圧倒的な実績と一人でチームを引っ張ったことへの評価が反映されてのことだろう。
エンビードも素晴らしい成績を残したが、マキシーやハーデン、トバイアスハリスといったロスターの充実が評価を上げきれなかった唯一の要因だったかもしれない。

指揮官マローンは、「今のニコラについて、何て言えばいいのか分からない」とコメント。
「彼は一貫して自分のゲームを向上させてきた。周りの人が彼を疑った時も、彼は一貫したプレーでその意見が間違っていることを証明した。彼は常に最高のプレーヤーなんだ。何度も言っているが、私はニコラ・ヨキッチのコーチであることに非常に感謝している。また、一緒に過ごしてきた7年間で築いたコート外での絆にも感謝している」と語った。

MVP投票結果は次の通り
1位 ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)/ 875ポイント(1位票65)
2位 ジョエル・エンビード(セブンティシクサーズ)/ 706ポイント(1位票26)
3位 ヤニス・アデトクンボ(バックス)/ 595ポイント(1位票9)
4位 デビン・ブッカー(サンズ)/ 216ポイント(4位以降は1位票なし)
5位 ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)/ 146ポイント
6位 ジェイソン・テイタム(セルティックス)/ 43ポイント
7位 ジャ・モラント(グリズリーズ)/ 10ポイント
8位 ステフィン・カリー(ウォリアーズ)/ 4ポイント
9位 クリス・ポール(サンズ)/ 2ポイント
10位 デマー・デローザン(ブルズ)/ 1ポイント
10位 レブロン・ジェームズ(レイカーズ)/ 1ポイント
10位 ケビン・デュラント(ネッツ)/ 1ポイント

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