ロサンゼルスレイカーズが新たなヘッドコーチとして、ミルウォーキーバックスのアシスタントコーチであるダービンハムを雇ったと報じられた。
自身もNBAプレイヤーとして活躍していたハムはスモールフォワードとして96-97から04-05シーズンまでの8年間をプレー。2004年にはデトロイトピストンズでチャンピオンリングを獲得している。
その後、レイカーズでアシスタントコーチを務めた後、ブーデンホルザーの右腕として長年戦術を学び、ヤニスやミドルトン、ホリデーのBIG3を擁し、コーチとしてもチャンピオンに輝いている。
元々ヘッドコーチの候補として数回話題に挙がってきた人物ではあったが、そのようなチャンピオンを勝ち取った経歴、指揮官たる振る舞い、スター選手達指導の経歴といった背景がレイカーズに好印象を与え、最終的に就任に繋がったようだ。
なお、最終候補には他にもブレイザーズで指揮を執ったテリーストッツ、ウォリアーズのアシスタントコーチであるケニーアトキンソンがいた。個人的にはこの2人の就任も楽しみにしており、ストッツはボーゲルのディフェンス体制からオフェンス体制への転換を期待。
アトキンソンにはチームの再構築を期待していた。過去には大型補強の反動で再建期のネッツを立て直した実績がある。当時のネッツと今のレイカーズは形こそ状況は通ずるものがあり、立て直しの手腕も気にはなっていた。
また、ディアンジェロラッセルをスター選手に導くなど、若手育成にも定評があり、今後のレイカーズを担う人材育成にも貢献できる指揮官だったように思う。
いずれにせよハムを正式決定したレイカーズの決断が来期にどのような形で表れるかを楽しみしたい。何より最近はアシスタントコーチ上がりのアイメウドカやウィリーグリーンといったHCが活躍をしているため、そのような流れに続くのかには注目だ。
NBAファイナルの舞台でブーデンホルザー率いるミルウォーキーバックスとハム率いるロサンゼルスレイカーズ、師弟対決ドラマの実現なるか、密かに楽しみにしている。