4月26日、デンバーのボール・アリーナで行われたウェスタン・カンファレンスのプレーオフ・ファーストラウンド第5戦、デンバー・ナゲッツ対ミネソタ・ティンバーウルブズの一戦は112-109でナゲッツが勝利し、シリーズ4勝1敗でナゲッツがセミファイナル進出を果たした。
ナゲッツ対ウルブズの試合結果|2022-23シーズン
・第1戦:ナゲッツ 109-80 ウルブズ
・第2戦:ナゲッツ 122-113 ウルブズ
・第3戦:ウルブズ 111-120 ナゲッツ
・第4戦:ウルブズ 114-108 ナゲッツ
・第5戦:ナゲッツ 112-109 ウルブズ
試合のキーポイント
機能しなかったツインタワー
ウルブズに一矢報いられたが、ナゲッツが圧倒するシリーズに。ウルブズのディフェンスが機能せず、一方的にツインタワーの弱点を突かれてしまった。ナゲッツのニコラ・ヨキッチはルディ・ゴベアで抑える、ここまでは良かったかもしれない。
しかし、ナゲッツにはジャマール・マレーやマイケル・ポーターJr、アーロン・ゴードンがいる。特にカール・アンソニー・タウンズがマッチアップしたゴードンのカッティングに手を焼いた。ツインタワーの特性上、スイッチディフェンスが出来ず、多彩なボールムーブメントで簡単にインサイドの得点を許してしまった。やはり展開が早い現代バスケではツインタワーは難しいかもしれない。
キープレイヤー
ジャマール・マレー(ナゲッツ)
ナゲッツは全員良かったが、ここはマレーを推したい。昨シーズンは怪我で全休をしたが、完全復活をアピール。レギュラーシーズンの20.0得点から28.3得点へと大幅にスタッツを伸ばし、プレーオフマレーの力を見せつけた。
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)
主にディフェンスの弱点を突かれてしまった。マッチアップした相手にイージーショットを許す展開が続き、個人の±評価では-9.2を記録。得点もレギュラーシーズンから減らし、20得点を割ってしまった。