NBAプレーオフ2023

ヒート対ホークスのプレーイントーナメントをレビュー!リバウンドを制すものはゲームを制す【NBA】

4月12日にFTXアリーナでプレーイン・トーナメントが行われ、イースタン・カンファレンス8位のアトランタ・ホークスが同7位のマイアミ・ヒートと対戦。結果は105-116でホークスが勝利を収め、プレーオフの切符を手に入れた。今回はその熱き一戦を振り返っていく。

試合のキーポイント

前後半のゲーム変化

この試合は前半と後半で全く違うゲーム展開となり、前半はホークスの圧勝、後半はヒートが地力を見せつけた。ただ終わってみると、前半で勢いづいたホークスがそのまま押し切ったゲーム。攻撃力に優れるホークスが勝つべくして勝ったと言えるかもしれない。

去年も実現したこのカード、昨シーズンはヒートの徹底した守備でトレイ・ヤングを封じ込めたが、デジョンテ・マレーを加え、クイン・スナイダー仕込みのボールムーブメントには及ばなかった。ホークスは7人の選手が10得点を超え、バランスの良いオフェンスがヒートの鉄壁を上回る結果に。

一方のヒートは独力で得点を取ろうとする姿勢が強く、ペイントエリアのディフェンスを厚くしたホークス守備網を崩せなかった。

インサイドの強度

もう1つのポイントはなんといってもホークスのリバウンド数だろう。リバウンドを制すものはバスケを制すというが、まさしくその言葉通りと言える一戦だった。

ホークスのクリント・カペラは4得点ながらも21リバウンドの大活躍でゴール下を支配。セカンドチャンスポイントに貢献するとともに、ヒートの二次攻撃を防いだ。

キープレイヤー

クリント・カペラ(ホークス)

この一戦のキープレーヤーはやはりカペラだろう。ヒートオフェンスに対しては要塞として君臨し、ホークスメンバーには大黒柱に映ったはずだ。アウトサイドショットを得意とする選手が多いホークスだが、インサイドにカペラがいることで積極的なショットが目立った。

ジミー・バトラー(ヒート)

ヒートのキープレーヤーはエースのバトラーだ。この試合ではチームを引っ張る姿ではなく、フィールドゴールが31.6%と大苦戦。昨シーズンのヤングとは立場が逆転したようにペイントエリアを絞ったディフェンスを敷かれ、得意なプレーを出せずにゲームセット。

プレーオフの第8シードに向けて

カイル・ラウリーが大舞台で輝けることを証明した一戦にもなったため、プレーイントーナメント最終戦の望みとなったはず。ヒートは15日に第8シードをかけて、トロント・ラプターズvsシカゴ・ブルズの勝者と対戦する。

試合結果

マイアミ・ヒート 105 – 116 アトランタ・ホークス
MIA|27|23|28|27|=105
ATL|36|29|26|25|=116

ホークスのエース、トレイ・ヤングのハイライトプレー
https://youtu.be/U0_TgwRlZhg

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