2月9日、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューヨーク・ニックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、シャーロット・ホーネッツの4チーム間でトレードが成立し、各チームが発表した。
ニックス獲得
ジョシュ・ハート
ボーヤン・ドゥイェビッチの交渉権
ダニエル・ディエスの交渉権
ブレイザーズ獲得
キャム・レディッシュ
マティス・サイブル
ライアン・アーチディアコノ
今年のドラフト1巡目指名権(条件付き)
アンテ・トミッチの交渉権
シクサーズ獲得
ジェイレン・マクダニエルズ
ドラフト2巡目指名権(2024年、2029年)
ホーネッツ獲得
シヴィ・ミハイルーク
ドラフト2巡目指名権(2023年、2027年)
ポストシーズンを狙う2チームにとって、ウイングプレイヤーを入れ替えてきた。即戦力のハートを獲得したニックスは本気でポストシーズンを狙い、ブレイザーズは若いレディッシュと指名権を獲得し、ロスターの層を厚くした感じだろうか。
23歳のレディッシュは、今シーズンここまで20試合の出場で平均21.9分、8.4得点、1.6リバウンド、1.0アシストを記録。今夏に制限付きフリーエージェント(FA)となるが、ブレイザーズとの契約延長は十分に考えられる。
一方、来シーズンまで契約が残るハートは196センチ97キロのウイング。今シーズンは51試合すべてで先発出場し、平均33.4分、9.5得点、8.2リバウンド、3.9アシスト、1.1スティールにフィールドゴール成功率50.4%を残している。フィジカルの強いニックスロスターだが、更にリバウンド勝負で優位に立てそうだ。
また、今シーズンからニックスへ加入したジェイレン・ブランソンにとって、ハートはビラノバ大学時代のチームメート。2016年にはNCAAトーナメント優勝をともに経験しているだけにレギュラーシーズン終盤戦に向けて大きなモチベーションとなるかもしれない。