フィンランド代表としてはエースとして活躍するラウリ・マルカネン。
しかし、NBAという舞台では芽が出ず、主軸としての役割を担当するにはいかなかった。
迎えた今シーズンはドノバン・ミッチェルとのトレードでユタ・ジャズへやってきたが、遂にその新天地で自身の居場所を見つけたようだ。
再建チームと予想されたジャズは大健闘を見せており、マルカネンも得点とリバウンドでチームトップのスタッツを記録。中でも注目したいのは、かつてのインサイドプレイヤーではなくスモールフォワードでプレーしていることだ。
大柄ながらもアウトサイドショットを武器とし、リバウンドに絡めるスタイルでチームに貢献。ヨーロッパ出身選手らしい、多彩なスキルは新生ジャズとのスタイルにもマッチしている。
ボストン・セルティックスでコーチ経験を積んだウィル・ハーディー新ヘッドコーチはパスを主体とする戦術を採用し、マルカネンの万能性はチームに大きな影響を与えた。
マルカネン自身も「チームとの相性がよい」と語っており、遂にNBAの舞台でも主役となれる充実のシーズンを迎えている。かねてより期待されたその素質を更に開花することはあるのだろうか。彼の更なる活躍に注目だ。