ゴールデンステイトウォリアーズのスーパースター、ステフィンカリーがノースカロライナ州にある母校デイビッドソン大学の卒業式、ならびに殿堂入りセレモニーに出席した。
同大で社会学を専攻し、2006-07から08-09までの3シーズンをプレー。3年生シーズン終了後の2009年NBAドラフトにアーリーエントリーしてNBA入りしていたが、今春に卒業に必要な講義を履修したことで卒業することが決まっていた。
そのため大学が用意した式典にて晴れて卒業。さらに同大のアスリートとして殿堂入りを果たすとともに、背番号30番が同大史上初となる永久欠番となった。
デイビッドソン大の3シーズンで、カリーは平均25.3点、4.5リバウンド、3.7アシスト、2.13スティール、スリーポイント成功率41.2%(平均4.0本成功)をマーク。通算得点(2635点)や同3ポイント成功数(414本)など、数多くの大学記録を打ち立て、08年のNCAAトーナメントではチームを39年ぶりのエリート8(準々決勝)へ導く原動力として活躍。
しかし、今でこそNBAの絶対的スーパースターとして活躍するカリーだが、それまでの道のりは険しく、エリート大学からのオファーを貰うことが出来なかった。それでも強豪とは言えないデイビッドソン大学を押し上げ、自分自身の力を証明したことでNBAへの切符を手にしている。
カリーにとっての大学人生は彼の成功の一歩目であり、始まりの場所と言えるだろう。
全ての始まりとなった母校で改めて英雄となったカリーは今後数年に渡ってNBA界を引っ張り続けるはずだ。