ニックスは今オフのフリーエージェント市場における注目選手の一人、ジェイレンブランソンと4年1億1000万ドル(約150億円)の契約を交わした。しかし、フリーエージェント市場が開く6月30日より前にブランソンと交渉したとしてタンパリングの疑いがあるようだ。
だが、元々噂があったようにニックスとブランソンの間で契約交渉が進められていたのは周知の事実。ニックスにはブランソンの父親であるリックブランソンをアシスタントコーチに迎え、球団社長のレオンローズはかつてリックのエージェントを担当しており、コネクションや役割的にもフリーエージェントのジェイレンブランソンがニックスへ行くのは容易に考えられた。
現にノエルやバークスも早めに放出することでサラリーキャップを空けており、チームとしてもその準備を進めていたところだろう。
例年、フリーエージェントとの契約期間が始まった途端に、多くの選手の契約がメディアに報じられる。『6月30日の18時』は交渉を始める時期ではなく、契約を発表できるタイミング、というのが関係者の共通認識ではあるが、どういった裏があるのかはNBAの調査を待ちたいところだ。
なお、今オフにはシクサーズもジェームズ・ハーデンの契約を巡りNBAの調査を受けている。