2021-2022シーズン ニュース

2021-2022シーズンの全チームロスター査定!プレーオフ争いを制するのはどこだ!!【ウエスト編 解説】

2021-2022シーズンの後半戦ロスターが確定

では、前回の続きからです!
今回は後半戦ウエスト全チームの分析をしていきましょう。
イースト編を見てない方は是非そちらの方も見てみてください。
〈イースト編の記事はこちら ↓〉
https://negimaru-nba.com/column/2021-2022-east-roster/

プレーオフの可能性だったり、強みと弱みを一気に見ていく感じです。
完全に僕の主観になるので、その点はご了承ください…!

では、早速1チーム目行きましょう!

ダラスマーベリックス

強み:ドンチッチの存在!
懸念:チームの方向性
戦力分析:B
プレーオフ進出の可能性:70%
※追記:プレーオフ確定
トレードでポルジンギスを出して、チームとしては方向性を模索中の段階かと思います。
今シーズンもドンチッチがハンドリングする時間が長くなっているので、エースを支えるスターがもう一人欲しいところですね。
ここ最近はディンウィディーが想像以上の活躍なので、良い誤算だったと思います。
ただし、サラリー的にもポジション敵にもポルジンギスのトレードで手に入れたディンウィディーとベルタンスを活用して、引き抜ければベスト。ベルタンスは最近評価を落とし気味なので、
どう落としどころをつけるかがポイントですかね。
ブランソンも今年で契約終了なので、来年は別のチームになっている可能性もありますが、チームの方向性をどうするか注目したいです。ガードデュオの限界は色んなチームが物語ってきましたから…
今年は勝ちに行くのではなく、トレードのために選手の価値を上げる戦いをするかもしれないので、
そういったドンチッチが以外の選手にも注目してみてください。

デンバーナゲッツ

強み:縦横無尽なカッティング
懸念:怪我…
戦力分析:S
プレーオフ進出の可能性:80%

最初に言っておくとこのチームはリーグの中でも屈指のロスターだと思います。健康体であれば優勝が狙えるチームなので、完成されてる状況です。
来シーズンも主力は残るので、今後数年はロールプレイヤーだけ入れ替えて、更に完成度の高いチームが出来上がると思うと驚異的ですね。
ポイントセンターのニコラヨキッチがいるので、敵のディフェンスを外に引き出せますし、ガラ空きのインサイドをアーロンゴードンとかバートンみたいなアスレチック選手が切り込んでいく。
ヨキッチ不在時にはオフェンスセットに変更が出ますけど、カズンズの加入はフィットしそうです。アウトサイドに置くことが出来るので、カッティングに影響が出ないのは大きいと思います。
もちろんマレーの個人技も存在するので、オフェンスセットがかなり豊富で見ていて楽しいチーム。
ディフェンスではゴードンがエースストッパーになれるので、個人的にはサンズ並みの完成度はあると思います。このチームはとにかく怪我に苦しむので、健康体のチームを見たいところです。

ゴールデンステイトウォリアーズ

強み:アウトサイドの流動性
懸念:サポートキャストの経験値
戦力分析:S
プレーオフ進出の可能性:95% ※プレーオフ確定

カリーもドレイモンドもクレイも戦力がフルで戻ってきたシーズンなので、その力を遺憾なく発揮してますね。ここ最近はウォリアーズ王朝でしたけど、再び輝きが戻ってきたように思います。
今シーズンはゲイリーペイトンが良い活躍をしていたり、主力不在のシーズンがあったことで若手の成長が詰めていたこともあって、セカンドユニットもその強さを見せつけています。
オフに獲得したオットポーターもビエリツアもチームとの相性はばっちりで優勝を狙える盤石な布陣ですね。
懸念点は主力以外の選手はプレーオフの経験は少ないこと…レギュラーシーズンとは戦い方も違うでしょうし、経験値の差がどうなるかですね。ただそこまで気にするレベルではないでしょう。強い!

ヒューストンロケッツ

強み:将来有望なタレント
懸念:プレイメイカーの不足
戦力分析:D
プレーオフ進出の可能性:5% ※プレーオフの可能性消滅

再建中のロケッツです。サンダーと比較してロケッツは各ポジションにバランスよく選手がいるのが特徴ですね。
チームの再建を推し進めるうえでもトレードアセットになれるウッドがいるのはプラスですし、シーズン終了後にはロスタースポットにも結構な空きができます。
ジェイレングリーンのポテンシャルがまだ未知数なので、補強箇所つかみにくいですけど、ジョンウォールの契約関係含め、オフが見どころだと思います!
ウッド放出となれば、他チームにも影響が出ますからね。
今シーズンのロケッツは再建中と言えど、時折見せる爆発力は目を見張るものがありますし、サイラスの戦術にも期待してよいと思います。
サンダー同様に今シーズンの注目点は将来のコア選手が誰かを予想することですが、是非そういった点に注目して若いチームの将来像を予想してみてください。

ロサンゼルスクリッパーズ

強み:攻守両面のバランス
懸念:怪我…
戦力分析:S
プレーオフ進出の可能性:50%

このチームもナゲッツ同様に健康体であれば相当強いチームですね。サラリーも相応の分を払ってるので、レナード&ポールジョージ2大エースが不在の場合は苦戦を強いられます。
現状プレーオフ出れるかどうかの状況ですけど、もうそろそろ二人とも復帰できるかどうかといったところなので、ギリギリの滑り込みがあるかもしれません。
チームとしてもコビントンを取って、選手層を厚くしてるので、今年優勝出来れば万々歳ですが、なんとこのチーム来年もほぼ同じメンバーが丸々残るので、来年に万全を期するかもしれませんね。
レナードも本調子ではないでしょうし、パウエルも含めた連携面の構築が今シーズン目指すべきところかと思います。

ロサンゼルスレイカーズ

強み:キングの存在
懸念:ビッグ3の連携
戦力分析:A
プレーオフ進出の可能性:50%

今年のレイカーズは色んな意見があったと思います。開幕前は今年強いぞ…という一方で年齢高いから厳しいという意見もありましたよね。
僕個人の意見だと優勝は厳しいと思うけど、強いことには変わらないという考えでした。
ただ結果としてはチームとして噛み合っていない状況になってます。アンソニーデイビスはまだしもウエストブルックとレブロンの相性がイマイチといった感じでしょうね。
プレースタイルが被る、プレーエリアもかぶるといった感じで、どちらもボールを持つエースプレイヤーなわけです。
1チームに一人なら強いけど、二人いると逆効果の典型例かもしれませんね。ちなみにラスの今シーズンは色々と言われてますが、スタッツ上は悪くないです。
ショット効率やターンオーバーの多さが目立ちますけど、それは毎年言われていたことですし、他のチームであればこういう評価だったり立場になってないと思います。
多分ラスにとって現役最高クラスのレブロンがいるレイカーズは一番相性が悪かったのかもしれませんね…
自分がキングになって引っ張るタイプなので、言ってしまえば下位チームだけどプレーオフを狙うチームでラスにはプレーしてチームを引き上げて欲しいです。
たとえばニックスだったり、キングスですね。今年が終わればレイカーズのロスターはほとんど残らない振り出しになってしまうので、チームとしては今年全力を尽くすしかないわけです。
最後まであがいていけるところまで行って欲しいですね。
ちなみにFAでDJオーガスティンが加入してます。

メンフィスグリズリーズ

強み:ペイントアタックの効率性
懸念:インサイド固めの対抗策
戦力分析:A
プレーオフ進出の可能性:90% ※追記:プレーオフ確定

今年のサプライズチームですね。
モラントの影響力が当然大きいチームではありますけど、モラントが不在の時も勝ち星を重ねていたので、チームとしての総合力が高いと思います。
他の強豪と比べるとタレントが少ない分、チームとして連携して崩すのが特徴で個に依存しない戦い方が上手く行ってる要因ですね。
ただそれにしてもモラントが止められない…久しぶりにスラッシャーでえげつない選手が出てきたと思います。特にアダムズとの連携が凄く良くて、ピック&ロールはぼぼ止められないです。
スイッチしたビッグマンはモラントに追いつけないですし、仮に外してもこぼれ球がアダムズのアシストになるので、ほとんど入ります。
インサイドタイプのアダムズはチームとの相性が良くないと思ってましたけど、現状で一番の相棒はアダムズかもしれませんね。
一方で得点パターンがほぼ3ポイントエリア内なので、中を固められたときにどう対処していくのかが課題。特にプレーオフは守りが固くなるので、大舞台でどう戦うのかは注目です。
流石にデズモンドベイン1人では荷が重すぎます。

ミネソタティンバーウルブズ

強み:スイッチディフェンス
懸念:インサイドディフェンス
戦力分析:A
プレーオフ進出の可能性:70%

ようやくウルブズがここまで上がってきましたね。課題のディフェンスをフィンチ体制で改善して一気に順位を上げてきました!
ただこのチームはマンツーマンの場合そこまで強くないです。対人ディフェンスが苦手な選手が多いので、チームで連携してカバーするのが特徴。
ハンドラーのペネトレイトに対してダブルチーム気味について、マークが空いた部分には近くの選手でカバーしてスイッチをしていきます。
ダブルチームをすると一番遠い相手のマークが空くんですけど、ダブルチームが終わったらすぐに空いた敵に向かっていくリカバリーがめちゃくちゃ早いです。若いチーム故の流動性だと予想。
オフェンスは個で崩せるエドワーズだったり、タウンズもいるので、ここはいつも通り良い感じです。
問題なのはチームディフェンスは良いけど、インサイドに入られた対ビッグマン向けのディフェンスですね。
ポストプレイに持ち込まれたら、競り負けることがあるので、ヤニスだったりエンビードに通用するのかどうか。ポストシーズンの強豪相手に通用するかは見物です。

ニューオーリンズペリカンズ

強み:圧倒的オフェンス!
懸念:ディフェンス..
戦力分析:A
プレーオフ進出の可能性:60%

個人的に今年の出来に期待していたチームの一つで、ようやくその強さを見せつけてると思います。マッカラムの加入からチームは上向きでプレーオフも狙えるところまで上がってきました。
現状のロスターでも十分強力ですけどザイオン復帰後の圧倒的な攻撃力を見たいですね。
20点以上アベレージ出来る選手が3人、15点以上が2人のロスターになってるので、とにかくオフェンス力がめちゃくちゃ高いです!
以前はイングラムのミッドレンジ、バランチュナスのインサイドだったのに加えて、マッカラムの長距離砲が加わったので、全距離でディフェンスを崩していけるのはオフェンスの幅が相当広く、守りにくいことこの上ないと思います。
あとは全員が苦手としているディフェンスを改善できれば今後化けるチームかと思うので、注目してください。
最近は動けるブロッカーのヘイズが頑張っていますけど、イングラムがウイングスパンを活かして、ウイングディフェンダーになるのを期待してます。

オクラマホマシティサンダー

強み:将来有望なタレント
懸念:若手の成長幅が未知数
戦力分析:D
プレーオフ進出の可能性:5% ※プレーオフの可能性消滅

今年も再建を推し進めて、来年にはある程度チームの形ができると予想してます。
今シーズンのドラフトではバックコートを整えてきたので、ビッグマンが多い次回のドラフトでインサイドを補強すると思います。
なので、来年も若手の育成期は変わらず、速くても2年後に本格始動という感じでしょうか。
1つサンダーの中で予想を裏切られたのはベイズリーとポクセフスキーがそこまで伸びてこないことじゃないですかね。
成長の度合いにせよ来シーズンまでは契約が保証されてますが、2年後のシーズンにどうなるかはわかりません…
現状は誰が未来の戦力になるか見定めてるところなので、選手としても生き残りがかかってます。先は長いですが、3年後のシーズンがどうなるファンとしては楽しみなところですね。
果たして再建はいつごろに完了するのでしょうか。

フェニックスサンズ

強み:圧倒的安定性
懸念:強いて言えばガードのバックアップ
戦力分析:S
プレーオフ進出の可能性:95% ※プレーオフ確定

今年もとにかく強いフェニックスサンズです。特にいうことがないくらい完成されたロスターで優勝の確率も50%くらいあるんじゃないでしょうか。
強いて言えばクリスポールが怪我をした場合の代役が厳しいということくらい。
SFも層の薄さが目立ちますけど、PFの人員をシフトさせればよいので、何とかなりますが、ホントにプレイメイカーは替えが効かないですね…
ペインも頑張っていますけど、3番手の選手がどうなのかといった感じです。
ただ怪我に関しては防ぎようがないですし、どれだけ強いチームでもそのリスクは同じだけ持ってるので、基本的には十分な状況といってよいと思います。
クリスポールとブッカーに自由を持たせたプレーとシューターを配置した布陣は今年も強いですし、エイトンの契約最終年に絶対に優勝を成し遂げたいところでしょう。
その目標に向けた準備はできてます。

ポートランドトレイルブレイザーズ

強み:チームが変わってしまったので、考え中
懸念:誰を軸に据えるのか
戦力分析:C
プレーオフ進出の可能性:20% ※プレーオフの可能性消滅

マッカラム放出によりチームの転換期に突入したわけで、今シーズンは主に若手の育成が中心になると思います。何より注目なのは、ヌルキッチと契約延長があるかどうかでしょう。
このチームについてはシーズン終了後の動きが活発化すると思うので、オフシーズンのブレイザーズは要チェックです!
もしヌルキッチと延長しなければ、一気にチームが生まれ変わりますし、リラードのチームから成長著しいサイモンズへとエースの座が変わるかもしれません。
誰を軸に据えて、どのようにチームを作り替えていくのか見ていきましょう。

サクラメントキングス

強み:スピード感のある崩し
懸念:とにかくディフェンス
戦力分析:B
プレーオフ進出の可能性:30% ※プレーオフの可能性消滅

このチームはトレードでかなり面白いチームになりましたよね。各ポジションへの的確な戦力補強ができたと思います。
ハリバートンの放出は手痛いものでしたけど、フォックスとも相性が良さそうなサボニスを取って、チームとしての方向性が見えてきました。
ペイントアタックを中心とした攻めを展開するので、ハイポストでアシストも出せるサボニスはカッティングの多い選手が多いチームでポイントセンターの役割になりそうです。
ただどうしてもこのチームはディフェンスが苦手なので、オフにはトレード価値の高そうなバーンズを出して、オールラウンドなウイングを連れてきて欲しいなという感じです。
あとはサボニスをセンターじゃなくて、フォワード起用にして、ホームズとの併用はチームのバランスとしても是非やって欲しいところです。
来シーズンは久々にプレーオフを狙えるチームかと思うので、今シーズン残りの試合でどこまでポテンシャルを見せれるか注目しましょう。

サンアントニオスパーズ

強み:効率性に富んだ戦術
懸念:インサイドのコア不在
戦力分析:C
プレーオフ進出の可能性:20%

今年のデジョンテマレーはとにかくよい。そんな今シーズンかと思います。ただチームとしてみるとコアメンバーだったデリックホワイトを放出して、更なる転換期に入ったかもしれませんね。
ただホワイトを放出してもガード陣はかなり層が厚いので、今後の成長は期待してよいと思います。
あとは地味にジョシュリチャードソンがマッチすると思ったんですけど、あまり使われてないようで残念です…元々開幕前にはアミヌの再起に期待していた考えの持ち主なので、リチャードソンの活躍もなさそうですね。
インサイドのコアメンバーがそこまで多くないので、今年のドラフトで2人でも持ってこれると良さそうです。
キーガンマレーだったり、デュレンだったり、ヨビッチも評価を落としてるので十分チャンスはありそうです。
個人的にはプリモの2年目もあって、来年が凄い楽しみなチームだと思います。

ユタジャズ

強み:圧倒的安定性
懸念:PGのバックアップ
戦力分析:S
プレーオフ進出の可能性:90%

個人的にはサンズとの二強だと思ってましたけど、思いの外勝ち星は伸ばせてないのかなという印象です。ただ主力の不在がいくらかあったので、特に気にする必要はないかと思います。
メンバーが揃ってれば、プレーオフでもある程度勝ち上がってくる力は持ってます。
気にするとしたらポイントガードのバックアップが不足している点ですかね。イングルスも出してしまったので、プレイメイカーが少ないです。
まあ元々アシストがそこまで多くないチームでピック&ロールの個人技主体で攻めるチームですし、ドノバンミッチェルがポイントガードするのもあったりするので、小さい問題かとは思います。
あとは昨年苦しんだスモールボールへの解決策を見つけられるかどうか。目立った補強はエルナンゴメスくらいですが、これがどう影響してくるのか。
プレーオフになった時にジャズの本当の強さが分かるかと思います。

以上今回は後半戦のウエスタンカンファレンスの全ロスター戦力分析をさせてもらいました!
どのチームがポストシーズンの切符を手にするのか、そして再建チームは来年どのようなチームを作るのか、楽しみにしてNBAを楽しんでいきましょう!
では、また次回の記事でお会いしましょう。🏀

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