2021-2022シーズン ニュース

レイカーズのフランクボーゲルが解任へ…【NBA】

日本時間4月12日、ロサンゼルス・レイカーズはフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)を解雇したと発表しました。

レイカーズにとって球団史上27人目のHCだったボーゲルは、2019年の就任から3シーズンで127勝98敗(.564)を記録。就任初年度の2019-20シーズンには、チーム17度目の優勝に導いています。

迎えた今期はレブロンジェームズ、ラッセルウエストブルック、アンソニーデイビスのBIG3体制に加えて、カーメロアンソニーやデアンドレジョーダン、ミニマム契約でもケンドリックナンやマリークモンクの豪華ロスターを引っさげての勝負の年だったが、ウェスタン11位に沈み、プレイイン・トーナメント出場も逃しました。

今季のレイカーズは度重なる主力の故障に苦しみ、レブロンは左足首の負傷などで26試合、デイビスも右足首の負傷などで42試合を欠場。
レブロン、デイビス、そして新加入のラッセル・ウェストブルックが3人同時に出場できたのはわずか21試合だっただけでなく、結果も11勝10敗と嚙み合わないシーズンだったように思います。

サポートキャスト放出で嚙み合わなかった豪華ロスター

サポートキャストとしていぶし銀の活躍をしたクズマ
(C)Getty Images

また、過去2シーズンにわたりレイカーズは強固なディフェンスを武器に勝利を挙げていましたが、アレックス・カルーソやケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマなど重要なサポートキャストを放出。

それまで2シーズン連続でトップ3にランクインしていたディフェンシブ・レーティングは、今季21位まで下落。メンバーの高齢化も影響し、連携したディフェンスを行うことができず、同様に嚙み合うことがなかったオフェンスでも失点を補うこともできませんでした。

ボーゲルの契約は来季まで残っていましたが、このタイミングでの契約解除となっています。ペリンカGMはボーゲルの後任をすぐに決めるつもりはなく、候補者リストも作成していないとのこと。また、現時点でレイカーズはボーゲルのコーチングスタッフを解任していないようです。

まずは今年で大半の選手が契約満了を迎えますが、来シーズンに向けたロスターの再構築が重要となりそうです。

今回の解任にあたり、GMのペリンカは下記のように語っています。「私はコート上でもコート外でもフランクに多大な敬意を抱いている」「フランクは偉大なコーチであり、素晴らしい人間だ。2019-20シーズンNBAチャンピオンに導いてくれた彼の功績に、私たちは永遠に感謝する。今回の決断は非常に難しいものだったが、現時点での私たちには必要な決断だった。ここにいる全員がフランクと彼の素晴らしい家族の今後の成功を願っている」

ロスターの充実ぶりを見ても今シーズンに勝負をかけていたレイカーズ、今年の成績を受けてのチーム再構築が濃厚ですが、今の状況からどのように生まれ変わるのか。
戦いは終わりましたが、コート以外での彼らのオフシーズンには注目が集まりますね。

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