NBAドラフト2022

NBAドラフトロッタリーが終了/1位はマジックが獲得!各チームの狙いとは【NBA】

5月18日NBAドラフトのロッタリーがイリノイ州シカゴで行なわれた。
指名順位の抽選会で、6月24日に開催される「NBAドラフト2022」で1巡目全体1位指名権を手にしたのはオーランドマジック。
マジックが1位指名権を獲得するのは4度目で、過去にはシャキールオニールやクリスウェバー、ドワイトハワードを獲得している。

直近でニコラブーチェビッチ、エバンフォーニエ、アーロンゴードンを放出し、再建期に入っているマジックにとっては更に若手を加え、今後に弾みをつけられる準備が出来そうだ。
なお、2位はオクラホマシティサンダー、3位はヒューストンロケッツがそれぞれ引き当てている。

今年のドラフト1巡目1位から14位までの指名チームは下記のとおり。

NBAドラフト2022 ロッタリーピック一覧
1巡目1位→オーランドマジック
1巡目2位→オクラホマシティサンダー
1巡目3位→ヒューストンロケッツ
1巡目4位→サクラメントキングス
1巡目5位→デトロイトピストンズ
1巡目6位→インディアナペイサーズ
1巡目7位→ポートランドトレイルブレイザーズ
1巡目8位→ニューオーリンズ・ペリカンズ(←ロサンゼルス・レイカーズ)
1巡目9位→サンアントニオスパーズ
1巡目10位→ワシントンウィザーズ
1巡目11位→ニューヨークニックス
1巡目12位→オクラホマシティサンダー(←ロサンゼルスクリッパーズ)
1巡目13位→シャーロットホーネッツ
1巡目14位→クリーブランドキャバリアーズ

今回は抽選上位3チームに絞って、指名選手の予想をしていこう。

■1位指名(オーランドマジック)

指名選手予想:ジャバリスミス
(C)Getty Images

コールアンソニーやマーケルフルツ、ジェイレンサッグスといった優秀な若手ガードを抱え、課題はフロントコートの補強。
それに応じるように今シーズンのドラフト生はビッグマンが豊富なため、誰を選んでもおかしくないがジャバリスミスを予想する。
マジックのロスターはフォワードの層が薄いため、本来は3番4番が理想だが、上位指名のビッグマンを逃すのは勿体無い。現パワーフォワードのアイザックは機動力も備え、スモールフォワードでも十分機能すると考え、今シーズン旋風を巻き起こしたキャバリアーズのビッグラインナップを参考にしたい。
ホルムグレンはセンターが適性のため、パワーフォワードが適性のスミスとバンケロに絞ったが、より得点力のあるスミスを選ぶと予想。高いスリーポイント精度の他、勝負強いインサイド能力も兼ね備えた現代型ビッグマンの評価がある。今のマジックは絶対的なスコアラーが不在のため、スミスが25点以上を叩き出せるエースに成長すれば、将来的にかなり期待できるチームになる。
課題はリムから離れてプレーするスタイルのためにリバウンドが少ないとされているが、ウェンデルカータージュニアがいるために問題はクリアできるだろう。
キーガンマレーという選択肢もあるが、上位の3ビッグマンと比較すると一歩劣るかもしれない。

■2位指名(オクラホマシティサンダー)

指名選手予想:チェットホルムグレン
(C)Getty Images

サンダーの補強ポイントもマジック同様にフロントコートだろう。
ただし、マジックと違うのはフロントコートの3ポジション全てに選手が欲しい点にある。
ポクセフスキーとベイズリーのポテンシャルを信じればスモールフォワードとセンターに絞ると予想。
今ドラフトはビッグマンに優秀な人材が集まっているため、当然センターのホルムグレンを選択。今のサンダーにはセカンドスコアラーが不在のため、そのような状況で重要なのは多くの選手が二桁得点を取ることにある。ホルムグレンはセンターでありながらもハンドラーを務めることができ、チームのオフェンスを活性化できる。
個で崩すのではなく、連携したバスケットの構築がサンダー浮上のきっかけになりそうだ。
なお、サンダーは他にも12位と30位の指名権を持っているため、この枠で更なるビッグマンとスモールフォワードの獲得をすると思われる。

■3位指名(ヒューストンロケッツ)

指名選手予想:パオロバンケロ
(C)Getty Images

ロケッツの補強ポイントはプレイメイカーとフォワード。
現ポイントカードのケビンポータージュニアはスコアリングタイプの上、メンタル面での不安もあり、可能であれば入れ替えも考えたいところ。
しかし、フォワードの薄さがより際立つ他、上位指名の有力選手はインサイドプレイヤーのため、パワーフォワードを補強すると予想。スミス、ホルムグレン、バンケロの内、3番手に下りてきた選手を指名するだろうが、恐らくバンケロになるだろう。幅広いシュートレンジと機動性、屈強なフィジカルを持ち、局面ごとにオフェンス戦術を遂行できる選手。
違う意味でマルチな才能を持つシェングンとのコンビはかなり面白くなりそうだ。
17位指名権も持っているため、そこでプレイメイカーと追加のフォワードを獲得する可能性も高く、ウッドの去就はなおさら注目が集まりそう。
来シーズンはどのようなチームになるかは興味深い。

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