シクサーズのジョエルエンビードが、フランス国籍を取得した。
エンビードはフランス語を公用語のひとつとしているカメルーンに生まれ、アメリカの高校に入学するまで同国で生活。フランスで育った経歴はないが、血縁がパリにいることもあり、今回の国籍変更が実現した。
エンビードとしては2024年のパリオリンピックでフランス代表入りを目指しており、国際大会に出場したことのないエンビードにとっては重要な機会になりそうだ。
FIBA(国際バスケットボール連盟)は、すべての代表チームに1名まで帰化選手をロスターに加えることを許可しており、日本代表でもギャビンエドワーズが東京オリンピックで出場している。
今回の国籍取得によってフランス代表はジョエルエンビードとルディゴベアの強力ツインタワーが実現する。フランス代表は過去にもアメリカ代表に対してセンター2人を起用して勝利したこともあり、エンビードが加わることによりその戦術は更に磨きがかかりそうだ。
しかし、エンビードは「健康であることに集中している。NBAのシーズンがより重要なのは明らかだ。レギュラーシーズンを危険にさらす可能性がある何かを夏にする前に、レギュラーシーズン82試合とプレーオフを戦うことにフォーカスしている」と語っており、あくまでもNBAを優先する意向だ。
果たして夢のデュオは国際大会で実現するのかどうか、今後の続報に期待したい。