ボストンセルティックスとインディアペイサーズの2チーム間でトレードが合意に達し、セルティックスは「必勝」、ペイサーズは「再建」というそれぞれのカラーが現れる結果となった。
トレード内容
▼ボストンセルティックス獲得
・マルコム・ブログドン
▼インディアナペイサーズ獲得
・ダニエルタイス
・アーロンネスミス
・ニックスタウカス
・マリークフィッツ
・ジュワンモーガン
・2023年のドラフト1巡目指名権
ボストンセルティックス更なる飛躍へ
優秀な司令塔であるマルコムブログドンはミルウォーキーバックス在籍時の2016-17シーズンに平均10.2得点2.8リバウンド4.2アシスト1.1スティールを残して新人王を獲得。それから3シーズンはペイサーズに所属し、平均18.9得点5.1リバウンド6.3アシストをマーク。
このトレードで何よりも賞賛すべきは昨シーズンのプレーオフローテーション選手を放出することなく即戦力を獲得できたことだ。昨シーズンのトレード市場でも少数精鋭のロスター固めを進めていたが、その方針に拍車をかける結果となった。
レギュラーシーズンを戦ううえでの選手層は薄いが、短期決戦のポストシーズンに焦点を当てた勝負の補強と言える。
また、スパーズから放出されたダニーロガリナリも獲得しており、昨年以上の戦力型整った今シーズンは大注目のチームだろう。
インディアナペイサーズの再建が加速
昨シーズンに再建へと舵切りをしたペイサーズだが、遂に司令塔のブログドンを放出し、チーム再建の動きが加速している。依然としてマイルズターナーが残っているが、条件次第では放出の可能性もありそうだ。
ただし若手もうかうかしてはいられないだろう。主力放出による多くの若手獲得はチーム内競争を激化させており、生き残りがかかる。
立場は全くの逆と言えるチーム同士だが、大きな転換期を迎えていることに変わりはない。ここ最近の動きがどのような結果を生み出すのか、シーズンを楽しみしていきたい。