4月15日、ターゲット・センターでプレーイン・トーナメントが行われ、ウェスタン・カンファレンス8位のミネソタ・ティンバーウルブズが同10位のオクラホマシティ・サンダーと対戦。プレーオフ最後の一枠を争う一戦は120-95でウルブズが勝利を収め、プレーオフ進出を決めている。
第1クォーターこそ互角の戦いで24-23とウルブズが1点をリードする展開となったが、第2クォーター以降はウルブズが常に7点差以上の差をつけることになった。
ウルブズはカール・アンソニー・タウンズが28得点、11リバウンド、ルディアゴベアが21得点、10リバウンド、アンソニー・エドワーズが19得点、10リバウンド、6アシストをマーク。
一方のサンダーはシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが22得点、7リバウンド、3アシスト、ルーゲンツ・ドートが17得点、8リバウンド、ジェイレン・ウィリアムズが17得点、4リバウンド、5アシストを挙げている。
試合のキーポイント
インサイド勝負
スモールラインナップのサンダーとツインタワーを擁するウルブズはロスターが対照的だ。
サンダーは前節のペリカンズ戦でもヨナス・バランチュナスというセンタープレイヤーに対し、インサイド勝負で分が悪かったが、ウルブズ戦でもビッグマンに対しての攻略に苦戦していたように思う。
オフェンスはアウトサイドショットを強いられ、フィールドゴール成功率は36.0%と苦しんだ。ディフェンスでは守備的プレイヤーのゴベアに21得点を許し、同じくビッグマンのタウンズには28得点を許している。ウルブズはそのアドバンテージを最大限に活用し、ゲームを優位に進めることができた。
キープレイヤー
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)
相棒のゴベアも推したいが、持ち前のオフェンス力を最大限に発揮したタウンズをキープレーヤーに挙げたい。68.8%という高い確率でシュートを沈め、プレーオフ進出の快勝に貢献。ブロックも3つ記録しており、インサイドの壁にもなっていた。
ジェイレン・ウィリアムズ(サンダー)
スモールラインナップのサンダーではジェイレンとジェイリンのダブルウィリアムズがセンターを担当する。ウルブズ戦ではタウンズとゴベアのマークを担当することになったが、やはりフィジカル差は大きかった。
オフェンス面では17得点と申し分なかっただけに、本職のセンタープレイヤーがいれば…というたらればが出てしまう。来シーズンはチェット・ホルムグレンの復帰、ドラフト指名ではビッグマンの獲得に期待したい。もちろん今のスイッチディフェンスも悪くはないが…
試合結果
ミネソタ・ティンバーウルブズ 120-95 オクラホマシティ・サンダー
MIN|24|33|38|25|=120
OKC|23|24|31|17|=95